- どうしてお金配りに皆騙されるのか?
- 全員プレゼントなのに貰えないんだけど
SNSでよく見かける企画として現金給付企画がありますが、残念ながら9割は詐欺です。
手口も単純なものでネットにある札束画像出して「私お金持ちなんで政府に代わって皆さんにお金配りまーす」っていうだけでお金持ってる人だと思い込んでしまう方が多いのです。
しかも何度でも同じ手口に引っかかります。
さて、今回は騙される人の特徴を考察しましょう。
お金配りに騙される人は生活が苦しい
2023年の記事ですが、不況が30年続いており物価高と増税も止まらないのに収入は増えないという本当に苦しい時代です。
本当に苦しいと自分の力ではどうしようもできないと思い、誰かに助けを求めるようになるものです。
給料は上がらないのに税金は上がる時代、こんな状況じゃ無条件に苦しい人が増えて当然です。
それに生活が苦しい理由としては給料が低いという問題だけではありません。
支出が多いから生活が苦しい人もいます。
- お金遣いが荒い
- 投資に失敗した
- 体調不良
- 精神障害
- ローン地獄
など理由は沢山あります。
政府からの給付金に頼っている
給付金に頼ることは別にいいのですが、給付金の「10万円」って言葉に敏感になりすぎているのが騙されやすい理由になります。
詐欺師も狙っているのかお金配り詐欺をするときに「10万円」というワードやたら使ってます。
政府は過去に一度だけ一律10万円の給付金を我々国民に配ったことがありました。
それからまた、10万円もらえるもんだと思っている人も多い様で、Twitterの一律給付金デモに参加する人も多いです。
それ自体は否定しないのですが、給付金欲しすぎて「10万円」というワードに敏感になってしまう人が増え、詐欺師がが「10万円配ります」って言うだけで政府の代わりに給付金がもらえるチャンスだと簡単に騙されてしまうのです。
詐欺師からすると政府の代わりに10万円配るって言うのが「お金配り詐欺として納得させやすい理由」になるからです。
自分で稼ぐ能力がない
低収入だからつい、誰か助けてくれないかと思ってしまいます。
中には副業しろと言う意見もあるかも知れませんが、
障害持ちの方のため副業までは厳しい、あるいは副業をしているけど低収入の方もいます。
つまりどう転んでも厳しい人もいます。
ですが、お金の悩みは本当に残酷なもので、余裕をなくし、見えるものも見えなくなります。
結婚相手への理想がやたら高いのもそれが原因でしょう、だから誰からも相手されないんです。
残念ですが、世間からするとただのわがまま扱いで終わります。
悲劇のヒロイン気取りで自分はこれだけ辛い思いをしているのだからお金くれる人(助けてくれる人)がいるのが当たり前だと思っているのでしょう。
詐欺師からするとこんな楽な相手いません。
ここを登録すれば振り込むよって誘導して逆にお金をだまし取ることなど容易です。
お金がないと周りが見えなくなるので「こんなもんひっかからないだろう」というお金配り詐欺も簡単に引っかかってしまうものです。
お金配りに騙される人は楽して儲けたい考えを持っている
仕事しないでお金が増えるにこしたことはないです、大半の方はこの考えでしょう。
努力もせずに家でゴロゴロ酒飲みながらSNS見て応募するだけでお金がもらえるならそりゃ皆応募します。
お金配り詐欺は参加が簡単なので、家でゴロゴロしたまま応募できます。
楽にお金がもらえるならもらおうという考えです。
強欲
と言わんばかりの強欲な方ですと、何をしてでもという考えになりがちです。
- 貰えるなら貰いたい
- 増やせるなら増やしたい
- 遊ぶお金がほしい
お金を手に入れる手段は何も仕事だけではありません。
今の時代ネットさえつながってれば自宅で収入を得ることも可能です。
さらに手軽にお金を手に入れられる方法としてSNSのお金配り企画に応募することになります。
参加する側の考えとしてはノーリスクでぼちぼちもらえるという考えです。
そう、ユーザーはお金に目がくらみすぎて詐欺なんてないと思ってます。
お金配りに騙される人は人を疑うことを知らない
なんでも疑うことが正義とはいいません。ですが、お金配りに関してはほとんどが詐欺なのでまずは疑いましょう。
たちの悪い詐欺師だと逆にお金を抜き取ろうとしてくるので、ほんとうにお金配り企画は有名人だろうが誰であろうとも疑うことから始めた方がいいです。
まんまと騙されて全財産取られてもバカにされるだけです。
「詐欺られても訴えれば全額戻ってくる」
必ずしもそんな都合のいい話にはなりません。
バレたら海外逃亡してあとは知らんぷりする詐欺師もいます。
世間は海外逃亡した詐欺師はその後どうなったんでしょうぐらいでおしまいです。
また、何回も騙されている人は騙されても今回たまたま詐欺師だっただけだと、
「あの人は詐欺師だったけどこの人は詐欺師じゃないかも」といずれ当たりがでることを信じて応募し続ける人もいます。
札束画像を見てお金持ちだと信じ込む
詐欺師が大量の札束画像をだすことによりそれを見ただけでお金ほんとうに持っているんだと信じてしまうパターンです。
残念ですがほとんどが拾い画像です。
お金配り企画に長い間応募し続けている人は過去に見たことある画像もそのうち発見することでしょう。
引用RTで証拠出して教えてくれる人もいるので、ホントの札束なのかどうか疑って調べた方がいいでしょう。
私だったら札束画像出してる時点で疑いますが
- 1000万円用意しました。
- 世のため人のため、今からこれを全額恵まれない方全員に配ります。
- ほんとうに生活がこまっている方のみ限定です。
札束画像を見せつけるのはお金持ちの証明として鉄板です。
騙されている人からしたら、まさか拾い画像だとは思わないでしょう。
ですが、札束画像は探せばいくらでも出てきます。
言葉でお金持ちだと信じ込む
SNSは住所、氏名、年齢、性別、経歴嘘つきたい放題の世界です。
ですが、お金あるから配りますと言ったらその嘘にまんまと引っかかる人がたくさんいるのもSNSです。
- 「詐欺師が多いですが私は本当に配ります」
- 「余命わずかでお金を持っていても仕方がないので、私の全財産皆さんにお配りします。」
- 「FXで大勝したので、勝ち分の一部を皆さんに差し上げます。」
本当は無職童貞で油まみれで超息が臭い人だとしてもSNS上ではHIKAKINさんレベルのお金持ちに簡単になれます。
ようは、実際は超貧乏なニンゲンでもユーザーからは超お金持ちの成功者に見えるようにすればいいだけなのです。
と言ってもただ嘘をつくだけなので簡単です。
- スポンサーまで獲得するほどの詐欺師がいましたので例を紹介しましょう。
- YOUTUBERとインスタで活動をしておりTwitterはそこまで頑張ってなかったのも騙される人が多かった要因になります。
嘘 | 真実 |
---|---|
海外の豪邸を購入して住んでいる | 7万の賃貸物件(海外だと月7万で超豪華な家に住める) |
オンラインサロンの会員数3万人 | 3000人(それでもすごいと思う) |
サッカーの本田圭佑と関りがある | ない |
ハワイの大学に通っていた | 地元でヤンキーサークルのボスだった |
グーグルの社員 | 業務委託だった |
学校を運営している | 合成写真でそう見せただけ |
出典:【ゆっくり解説】悲報!経歴詐称系YouTuberの竹花貴騎さん、とんでもない詐欺がバレてしまう! より
この方自体はお金配り詐欺とは無関係ですが、こういう風にユーザーを信じ込ませて騙せることもできます。
詐欺師に(本当の)スポンサーまでついてしまうとなると企業も騙されていることになるので、信じ込む人がどんどん増えていきます。
なので詐欺師に騙されないためには自分で判断できる能力が必要になってきます。
じゃあ何でお金配り詐欺をしていないこの方を紹介したかと言いますと、この方はお金配り企画はしていませんでしたが、この方のなりすましでお金配り企画をしている詐欺師がいたのです。
そういうパターンもあります。
まとめ
- 生活が苦しくて周りが見れなくなる
- なんでもいいから楽してお金が欲しい
- 嘘の経歴を簡単に信じてしまう
- 札束画像でお金持ちだと信じてしまう
どんなに言ってもわからない人はわからないのではっきり言います。
SNSでお金を配る善人はそうそういません。SNSは嘘をつきたい放題です。
詐欺師はいずれバレるからいいやという考えでは、騙されてから気が付く羽目に会います。
騙される前に気が付くようにするために、まずは疑うようにすることが大切です。
ニンゲンは楽をしたいイキモノなので、何もしないでお金がもらえるなら皆その方向を選びます。
他人にお金をプレゼントする人がこんなにたくさんいるのであれば仕事する必要なんてなくなるので、サラリーマンなんでいなくなります。
お金配り企画に参加しない人は情弱だからなのではなく、詐欺なのを知っているから参加しないだけです。
まずはこのように裏を考えられるようになれば、見抜くのは簡単になってきます。
お金がらみの話はびっくりするほど詐欺が多いのですが、これは時代に合わせてSNSで詐欺る人が増えただけで詐欺は昔からあります。
お金絡みだと欲に目がくらんで周りが見えなくなりがちです。
もし、騙されたとしても自分を責めないでください。
私も恥ずかしい話、過去にネズミ講引っかかりましたし誰もが人生で一回ぐらいは詐欺には引っかかります。
楽しく平和にSNSをやるために、お金配り企画を見かけたらまずは、疑うようにしましょう。