- 車の冷房をDIYで修理する方法
- 気を付けること
皆さんは車の冷房が故障したことはありますか?
ディーラーに相談したことがありますが、
エアコンガスが漏れているため、コンプレッサ交換しなければいけませんね。ただ費用が10万かかります。
と言われてしまったことがあります。
70万の中古車なので修理代を抑えたかったのでそこで、今回は自分で修理してみました。
ディーラーのいうとおりにコンプレッサ交換だと金額が高くなるので、
部品交換ではなく、ガス漏れ防止をすることで、費用を減らしました。
ただ、確実なのはやはりディーラーに頼んでコンプレッサ交換することですしDIYですと失敗しても自己責任になるので、お金をかけたくない人向けになります。
安心安全の車生活をするならプロに修理してもらうのが一番には変わりないです。
車のエアコンガスの補充をしなければいけない原因
車の冷房修理の話ですが、
冷房が効かない=必ずこの記事のやり方で絶対よくなる
というわけではありません。
この記事ではエアコンガスが空っぽだったのでエアコンガスを補充して、ガス漏れしないように漏れ止め剤というので、ガス漏れ箇所を塞いだ方法になります。
ですが冷房がつかない理由は他にもあるのをご了承ください。
ガス漏れしていないのにガス漏れ防止をしても必要のない作業になってしまうということです。
【原因1】エアコンガス漏れ(この記事はこちらの話)
エアコンガスが適量あれば冷房が出るのと、エアコンガスは車に異常がなければ、基本なくなることはないものです。
私の場合は以前ディーラーが教えてくれたので知っていただけで、自分で調べるのは難しいです。
そこで!
サイトグラスと言うのを覗いて、確認する方法があります。
サイトグラスはエンジンをオンにして冷房を全開にすることで確認できます
車種によって配置は変わります
わかりにくくてすみません。
冷房が正常の時はチョロチョロ泡が流れるぐらいですが、気泡の流れが激しければ、エアコンガス不足していることになります。
コンプレッサや周辺の菅からエアコンガスが盛れているのを疑いましょう。
サイトグラスに関してはのちほど詳しく説明します。
【原因2】コンプレッサーが機能していない(この記事では関係なし)
この記事では完全なる余談になります。
冷房をMAXにしてもコンプレッサのベルトが正常に回らないこともあります。
ようは社内に取り入れた風を冷風にする装置が機能していないということです。
これだとエアコンガスが溜まっていても冷風を出すための工程の一つであるエアコンガスが圧縮できないのです。
参考にした車検屋さんのサイトを貼ります
リレーと呼ばれるもので制御していますが、リレーが故障していると、コンプレッサーがうまく機能しません。
リレーを叩いたりして刺激を与えると一時的に機能する場合があります。
こうなると単純にリレーの故障なのでリレーを交換するだけ冷房がつくようになります。
車のエアコンガスの補充をDIYでするために必要な道具
今回はコンプレッサー交換ではなく、
あくまでもエアコンガスの補充とガス漏れ防止の作業です。
その作業をするにあたって知るべき装置や実際に使用した材料を解説していきます。
サイトグラス
エアコンガスの量を確認できるものです。
エンジンをかけて、エアコンの冷房を最大にして覗いてみると判断できます。
- ボンネットも開けるとファンの音でなかなかの騒音になるので、近所迷惑にならないように明るい内にやりました。
- また、私のアクアですとボンネットの左側にありました。
車種によって違います。
確認方法ですが、泡の量で判断できます。
泡の量で真っ白だとガス不足で泡がちょっと見えるぐらいですと補充する必要がないということになります。
エアコンガス
エアコンガスは本来半永久的になくならないものです。
ですが、長年の運転でダメージを負ってしまって、それをほっておくとエアコンガスが抜けてしまいます。
要するにエアコンガスの通り道のどこかに穴が開いてしまったのだと思われます。
素人の人ですと穴の開いている箇所の特定はまずわからないので、エアコンガスが抜けているかどうかは先ほどご説明したサイトグラスで知ることができます。
エアコンガスが溜まっているのに冷房が出ないのかエアコンガスがなくて冷房が出ないのか判断できます。
エアコンガスについての細かい説明は他の方の記事を参考にしてください。
今の車はどれも「134a」と表記されているエアコンガスでいいそうですが、ご自身の車種にあっているか一応確認してください。
漏れ止め剤
エアコンガスがなくて冷房が出ない場合は必須です。
エアコンガス基本漏れることがないので、すなわち、ガスの補充だけですと2,3週間でまた冷房が効かなくなります。
なので、ガス漏れ箇所に補修してあげる材料が必要になります。
漏れ止め剤の役割ですが、
これは人間が怪我をして血が出た部分がカサブタになるように漏れ止め剤の細かい粒子がガス漏れする箇所に引っ付いて、穴を塞ぐイメージです。
漏れ止め剤はハイブリッド対応、非対応で種類があるので、ここは間違えないようにしましょう。
- 青いホースを購入しましたがホースは透明なのをオススメします。
いつ注入が終わったのかわかりませんでした(笑) - 漏れ止め剤専用のホースは高額なのでエアコンガスと同じホースを使用すれば費用が抑えられますが、自己責任で。
ホースとのセット商品
手袋
自分の体を守るためなので、ここが一番大切です。
エアコンガスを注入したときにエアコンガスの菅が、凍らせたペットボトルぐらいキンキンに冷えるので、凍傷になってしまう危険性があります。
なので、防冷手袋オススメします。
ガスが噴射してしまった場合など、素手でやるのは危険なので軍手でもいいので手袋はしましょう。
車のエアコンガスの補充をDIYでする方法
では作業していきます。
- ボンネット解放
- エアコンの冷房を最大にしてサイトグラスを確認
- エアコンガス注入
- 漏れ止め材注入
私は少し失敗してしまいまして、「2.で冷房かけた」まま最後までやってしまったせいか、ガスがなかなか入らなくてグダりました。
サイトグラスを確認したらエンジンを一回切って「3.でエアコンガス注入」のセッティングが完了してからエンジンをかけないとスムーズにガスが注入されないようです。
やること自体はそんなにないです。
一度体験してやり方を覚えれば苦戦することはないでしょう。という難易度です。
ただしガスを扱うので、危険性がある作業であることは押さえてください。
1.ボンネット解放
ボンネット解放するのは、ボンネットでの作業になるからです。
低圧側ポートと呼ばれる、ボンネットにある管を取り付けてガスを注入していく作業になります。
2.エアコンの冷房を最大にしてサイトグラスを確認
エアコンの冷房を最大にしないとエアコンガスの量が測定できないからです。
サイトグラスと呼ばれるガラスを見ることで、エアコンガスの量を断片的に把握することができます。
エアコンの冷房をMAXにして窓を全開にしてサイトグラスを見てみましょう。
白い泡が暴れているようでしたら作業OKです。
ここで一回エンジンは切りましょう。
泡が一切なければ、エアコンガス漏れではなくなるので作業中止になります。
3.エアコンガス注入
- エアコンガス注入前にチャージングホースを繋いだ後の空気抜きは必須です。
- 最初は1回エンジンは切って空気抜きをしましょう
低圧側ポートがわかりにくくて申し訳ないです。
アクアですとサイトグラスの隣にあります。
エアコンガス注入にあたりまずチャージングホースと低圧側ポート(車体)を繋いでしまいましょう。
エアコンガス缶を触るのは後にしたほうが缶の中を真空状態にしやすいからです。
工程1、チャージングホースを低圧側ポートに取り付け
車体配管接続部は上に押しながら接続するクイックカプラーになっております。
ホースをつなげる低圧側ポートはサイトグラス付近にLとHと書いてあるキャップがありますが、Lです。
間違ってHでやろうとしてもサイズが合わないのでご安心ください。
これはエアコンガスも漏れ止め材もつなぐところは L です。
チャージングホースを低圧側ポートに取り付け完了できたら、ここで初めてエアコンガスをチャージングホースに取り付けます。
チャージングホースとエアコンガス缶を繋ぐ
作業開始まではエアコンガスに穴を開けないでください。
チャージングホースに缶を取り付ける際には針を一番上まで上げてエアコンガス缶に刺さらないようにしてからガス缶とチャージングホースを繋げます。
これは回すだけで取り付けられます。
取付完了したら次に、空気抜きをして真空状態にします。
これはガス缶を少し緩めて「プシュー」と音がしたらすぐ閉めれば大丈夫です。
ここまでできたら最後にバルブをしめて針を缶にさします。
限界まで回して穴をあけたらまた、針を一番上まで戻してバルブを限界まで緩めます。
注入開始!!
セッティング完了してエアコンの冷房をMAXにして窓を全開になっているとエアコンガスが車内に入っていく仕組みです。
私は失敗してしまいまして、最初から最後まで冷房全開でしたので、最初全くガスが入らなくて少し緩めたりしてようやくガスが入るようになりました。
(多分このやり方ガス噴射の可能性もあり危険です)
メーター付きのチャージングホースでしたらここからサイトグラスは見なくても大丈夫です。
長年乗っている車ですとサイトグラスが変色して見づらいのと感覚でしかわからないのでメーターで判断するほうが安心安全です。
正しくやれれば5分ほどで完了するそうです。
メーターですが、色で判断しましょう。
- 緑:足りない
- 青:適正
- 黄色:入れすぎ
- 赤:超入れすぎ
簡単に言えば、メーターが青より緑寄りの時だけエアコンガスを注入すると考えれば大丈夫です。
ただ黙って待っているだけですと本当にガスが入っているのか不安になります。
判断する方法は
プシューと音がしているのとガス缶が冷たくなっていることです。
- お湯につける
- 手で温める
- 振る
注意点は逆さまにしないことです。
ガス缶の注入が終わってメーターが青になっていれば追加でやる必要はありません。
チャージングホースを取り外して終わりにしましょう。
4.漏れ止め材注入
さぁエアコンガスの補充をしたということはガス漏れ濃厚なので
ガス漏れしないように今度は漏れ止め剤を注入しましょう。
やることはエアコンガス注入と変わりません。
- 私は分けたほうがいいのかわからなかったので安心安全のために別々にホースを使っていました。
- ただ、勉強目的でこちらのyoutubeを拝見しましたがエアコンガスの時と同じホースで問題ないようです。
- ただし、ホースを分けてるyoutuberさんもいます。
では、しつこいようですがやることはエアコンガスの時と同じなのでさっくり言います。
ただエアコンガス注入前と同じく一度エンジンは切ってチャージングホースの空気抜きをしてから作業開始してください。
- ボンネット解放
- チャージングホースを低圧側ポートに取り付け
- チャージングホースの針をしまった状態で漏れ止め材とつなぐ
- チャージングホースの針を限界まで締めて穴をあけたら限界まで開ける
- 空気抜きをしたらエンジンをかけ、冷房MAXと窓を全開にする
時短する方法
エアコンガスと違って逆さまにしても大丈夫です。
逆さまにして強く振ったら待ちましょう。
缶も小さいので2分ほどで終わります。
真空状態にするのを失敗してガスが噴射してしまうと緑の液体が服や車についてしまうのでウエスを用意して低圧側ポートを覆って「プシュー」と噴射しないようにしておきましょう。
余談ですが私はまだ注入されているのか、もう終わったのかよくわからなかったのでチャージングホースは透明なのをオススメします。
漏れ止め剤の注入後は30分ほどエンジンをかけっぱなしにすることで漏れがほとんど止まるとのことです。
失敗してしまうと2.3週間でまた冷房が利かなくなるといわれています。
ちなみにちゃんと漏れ止め剤が機能しているか確認する方法もあります。
漏れ止め剤が発光塗料なので夜にUVライトで照らして塗料で穴を塞いでいるのか確認する方法です。
さいごに
かなり細かく書きましたが
慣れない作業と普段使わない道具とガス缶を使用するので失敗もあるかもしれず、少し怖いかもしれませんが、
134aのエアコンガスは170度とかにならないと爆発しないので、どちらかというとガス缶注入するとものすごく缶が冷たくなるので凍傷のほうが危険です。
あとは費用についてですが、
- エアコンガス3つ+チャージングホースメーター付き:4300円
- 漏れ止め材:5000円
- 漏れ止め材用のチャージングホース:9500円
でした。
本来ならコンプレッサ交換で10万かかるものが、3万で済むのであれば精神的にも楽になりますね(笑)
-
ここからはただの考察なので間違いだらけかもしれませんが
- エアコンガスと比べて漏れ止め材が高額になっているのは、漏れ止め材のメーカーを調べてもDr.Leak(ドクターリーク) さんしか出てこなかったのが大きいと思います。
- 要は漏れ止め材はDr.Leakの独り勝ちなので高価でも売れる(笑)
それかただ単にコストがかかるから単価も高くなるということかもしれませんね。 - エアコンガスと同じところに注入したのに、内側から穴を補修してくれるなんてすごい技術ですよね。
- 他社も簡単にこの技術はマネできないのかもしれません。
ですが、車の修理はどれに対しても言えることですがディーラーに頼んで修理してもらうのが安心安全なのには変わりないので、ご利用は計画的に!
・カーカバー、シートカーバー、ハンドルカバー、キーケース、クッションなどがメイン商品
・まとめ買いの割引制度やオーダーメイドシステムがあるため初心者さんでも安心してご利用できる
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これは凄い作業ですね。DIY好きな私ではありますが、同じ状況になったら流石に挫けてサックリ頼んでしまいそうです(笑)
masaさんこんにちは!
実は、最初はディーラーに頼む予定でしたが、
調べてみたらたまたまこの方法発見したので
やってみた感じです(笑)
時間は3時間ぐらいでした。