- 仕事がうまくいかなくて悩んでいる方
- 毎日が楽しくない方
- 健康面での不安がある方
日常生活の悩みというのは誰もが抱えています。
実際どうしたらいいのかわからずに悩みを抱えたまま過ごす方がほとんどです。
私が昔見た【バンビーノ】というドラマでも「皆どこかしら満たされない思いを抱えて生きている」というセリフがありました。
生活苦しい方が日常生活で悩みやストレスを抱えているのは言うまでもないのですが、【ホリ〇モン】みたいにお金持ちなのにいつも怒りまくっている人がいるのを見ているとホントにその通りだなと思います。
今回は樺沢 紫苑先生作『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』という書籍を読みました。
本書は皆さんが抱えている日常生活の問題を解決するために適した本になります。
当記事では本書から学んだ重要ポイントを感想を言います。
『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』について
筆者の樺沢 紫苑先生は精神科医の方です。
本書は心理学や脳科学の知識に基づいて、「生活習慣」「仕事」「人間関係」に関するお話の行動最適化大全となっております。
全ての行動には「最も効果が出る」時間帯が決まっている!
一人のビジネスパーソンが、仕事においても健康においても最適な1日を過ごすために必要な行動を紹介。
それに加え最適な学習方法や最適な睡眠の取り方などビジネスマンに限らず子供や老人でも役に立つような情報も盛り込んでいます。
イラスストだけでわかるパート1、最新学術理論を用いたパート2、この2部構成だからこそ、子供から大人まで老若男女が理解できる!出典:Amazon紹介ページより
本書は行動を最適化するための方法が今まで筆者が出版した36冊、Youtube動画3000本の総集編とのことで内容もギッシリです。
ですが、文字だけの小難しい本ではなく、イラストのみで解説もあります。
なので、後半は文字のみで難しい所もありますが、活字が苦手な方はイラストのある前半だけ読む形でも十分学べることができます。
筆者の樺沢 紫苑先生はYoutube活動もなされております。
YouTube『精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル』
今日がもっと楽しくなる行動6つ
「生活習慣」「仕事」「人間関係」を最適化することで「悩み」「ストレス」から解放される方法がギッシリ書いてあります。
情報量が多かったので1項目ごとに解説するとおそろしい長さになってしまうので個人的に気になったところをピックアップして感想もかねて紹介していきます。
朝昼晩それぞれ充実させる方法
朝昼晩は必ずやってきますが、それぞれポイント別で生活のコツを抑えることで毎日がもっと充実します。
- 朝でしたら起床時の行動
- 昼でしたら休憩時の行動
- 夜でしたら寝る前の行動
といった具合です。
朝
仕事をしている方は朝は憂鬱な方が多いと思います。
私も建設業にいたので毎日5時起きで冬なんか真っ暗な中出勤で気分も晴れずにしんどかったです。
健康面ややる気において朝を重要視する書籍は沢山あります。
実際に早寝早起きを勧めている人が多いのですが、実は早寝早起きを無理してやるより毎日同じ時間に起きることの方が大切とのことです。
頑張って毎日朝5時に起きることよりも、毎日22時に寝て6時に起きる生活を毎日継続する方がいいとのことです。
本書では早寝早起きよりも体内時計に重点を置いています。
人の時間は24時間ですが体内時計は一日24時間10分です。(日本人平均)
なので、人は元々毎日起きる時間がずれるようにできています。
ですが、調整する方法があり体内時計は外部の光環境に強く影響を受けます。
なので毎日同じ時間に太陽の光を浴びることで体内時計のずれがなくなり毎日同じ時間に起きやすくなるということです。
いきなり朝4時起きとかはきついので、明日は今日より0分15分ぐらい早く起きるという形にして徐々に理想の起床時間に近づけていくのがいいでしょう。
- 朝起きて一時間以内に散歩をする
- カーテンを開けっぱなしで寝る
- 起きてからの行動をルーティーン化する
- 朝イチコップ一杯の水を飲む
- 朝イチシャワーを浴びる(できれば冷水のほうがいい)
- 朝ごはんは食べる
私の記事でも冷水シャワーの読書感想記事を取り上げましたが、かなり需要があるようで大人気記事です。
私も入浴時には必ず冷水シャワーを最後にやっており、なんなら銭湯に行ったときでも冷水シャワーをやるようにしてます。
(銭湯は発電機で冷やしているので家の冷水よりはるかに冷たいです)
昼
お昼って仕事をする人にとって一番楽しい時間だと思います。
何故なら1時間仕事をしなくてよくてご飯も食べれる幸せな時間です。
私は残業80時間で昼休みが全くない職場にいたので、午後からもスッキリしない毎日でした。(派遣じゃ強くいえないっす)
立場が弱いと職場には逆らえないですが、皆さんには同じ思いをしてほしくない限りです。
できなかった私が言うのも説得力ないですが昼休みはしっかりリフレッシュしてから午後の業務に励むのが一番です。
まず、一番よくない昼休みの過ごし方は、毎日同じオフィスでお弁当を食べることです。
記憶力、集中力を高めるドーパミンは10分のウォーキングでも十分分泌されるのでできるだけ昼休みは外に出ることをオススメしてます。
また、昼休憩以外にも短くても効果があるのでこまめに休憩できる環境でしたら無理せず、ちょくちょく小休憩することが生産性を高めることにつながるそうです。
- 昼休みは外食が一番最高の気分転換
- お金がないなら公園でお弁当
- 仮眠をとる(20分前後が最適)
- 休憩中はスマホを見ない
- 仕事を関係ないコミュニケーション(仕事の話は休憩にならない)
- 会議や打ち合わせは集中力の下がる午後で45分が最適
- イライラしたら間食でナッツがオススメ
夜
今の時代感染症や景気の悪さもあり仕事をしている人は、夜って仕事終わって真っすぐ家に帰ってご飯→お風呂→Youtube→就寝って方が多いと思います。
私も建設業で80時間の残業していたころは身体も使っていたので、家に帰ったら即寝てまた5時起きの生活でただの奴隷になっており、毎日が嫌になってました。
仕事ニンゲンでしたらいいのかも知れませんが、私はブログで稼いでサラリーマンをとっとと辞めたい考えなので、苦痛でしかありませんでした。
自己啓発本とかでも遊びについて言及している本って少ないですが、本書では遊びについても述べています。
日本人は真面目なのと不景気でお金がないので大人になるほどなかなか遊ばないですが、とにかく成功する人ってめっちゃ遊ぶんです。
ロボットではないので、ちゃんとリフレッシュする時間は必要です。
遊ばなくても成功することは可能ですが、リフレッシュがおろそかになり精神が疲弊しきっています。
人生を楽しく生きるのであれば遊ぶべきだとおっしゃってます。
筆者は、人の3倍働いて2倍遊んでいたそうです。
時間の確保するためには勤務時間を長くするのではなく仕事のパフォーマンスを最大限に増やし残業しないことです。
残業を増やすのではなく、決めた時間に遊ぶために何が何でも仕事を全力で片付けるのです。
そうすれば多忙でも遊ぼうと思えばいくらでも遊べるのです。
- 遊びの予定を沢山いれて遊びも全力
- テレビは見ない
- 運動しながら動画を見る
- お酒は週2日まで
- 寝る前の90分前にシャワーではなく入浴をする
- 寝る前の2時間はスマホ、飲酒、カフェイン摂取しない
集中力は起きてから2,3時間が一番高い
ニンゲンの集中力は起床後2時間~3時間が「脳のゴールデンタイム」と呼ばれています。
つまり起床直後の脳はスッキリして活き活きとしていてます。
逆に起床後は無駄な情報を沢山取り入れることが一番よくないとされています。
朝起きてテレビやYoutubeを見ることよりも自分の勉強をしたり、スケジュールを計画するほうがいいです。
やる気でない時こそ考えずにやる
やる気出ないから何もする気が起きない
これってよくあることですが、
本書だけに限らずどの本でも「考えるより行動」といいます。
変に感じるかもしれませんが、脳科学的にも正しい行為で何ごとも行動すると自然と気力が上がってくるものです。
心理学者のクレペリンがこのことを「作業興奮」と呼んでいます。
掃除なんかはする前はおっくうですがやり始めると夢中になって気が付いたら1時間ずっとやっていたなんてことがあるとは思います。
これはまさに「作業興奮」が起こったからなのです。
それに文句言いながらでもやっていれば心もポジティブになっているので、掃除だけでなく、予定や遊びとかでも何事も後回しにせずとにかく体が動くならすぐ動いた方がいいです。
- 暇があったらSNSで誰かの悪口を言う
- テレビをみる
- 用事を後回しにする
- 自分を否定する
- ベットで横になる
- 人との関りを避ける
自分から逃げてないで何でもいいからとにかく何か行動することが大切です。
緊張は味方につける
私自身もすごく緊張しやすいです。
朝礼や打ち合わせで毎日30人ぐらいいる中、喋ってましたが結構緊張してましたので、他の本でも学んだりしていました。
例えば、
- 深呼吸で落ち着かせる
- カフェインは取らない
- 大勢の中でしゃべる時は遠くを見る方がいい
など学びましたが、本書では新しい方法を知ることができました。
それは「ワクワクする」と口にだすことです。
そうです、孫悟空(カカロット)です。
これ、頭おかしいだろと思う方もいるかもしれませんが、私は逆に何故今までこんな簡単なことに気が付かなかったんだと思ったぐらいです。
まず、緊張しやすい方の大半の方がいうのはこれだと思うんですね。
実はこれってマイナスな行為なんです。
ニンゲンの脳は言葉を単語でしか認識できないので「あなたはバカだよ」「私はバカじゃないよ」と言っても「自分はバカなんだ」と認識するようにできています。
厄介なことに自分に対して言っても相手に対して言っても自分に跳ね返ってきます。
なので、ネガティブワードそのものが悪影響なのです。
それを変えるために緊張したくないときに言ういい言葉がポジティブワードの「ワクワクする」なのです。
そもそも緊張は悪いことだととらえている人が多いと思いますが、緊張はいいことです。
おまじないのようですが、実際に効果があります。
ニンゲンは脆く精神が崩れやすい分、逆に言葉一つでいい方向に傾きやすいです。
緊張したら「ワクワクする」を口癖にするだけでも効果ありです。緊張は味方につけましょう。
悪口は言わない
悪口って不幸になる呪文で幸せでない人ほど言うとおっしゃっています。
SNSをしていると誰でも構わず悪口しか言わない頭のおかしな人がいますね。
捨て垢で匿名なのを利用して悪口言いまくっている人は幸せとは思えますか?ってことになります。
悪口って自分がダメージを追うだけで、脳と体にダメージを負う行為だとおっしゃってます。
悪口はストレス発散なのではなく、言えば言うほどストレスが溜まる行為とのことです。
悪口はストレスと関係の強い「コルチゾール」という成分が沢山分泌され身体の免疫や病気の原因を作ります。
しかも悪口はネガティブ発言も多いので、自己肯定感も下げます。
成功者はストレスコントロールも一流の方が多いので、ホリ〇モンとかは特殊なんでしょうけどSNSで喧嘩もしないですし人の悪口言わない人は言わないです。
私は一応ブロガーなのですが、悲しいことに誰かが傷つく記事でしかロクな回覧数を稼げません。
人の不幸は蜜の味なので誰かを傷つける記事って回覧数稼げますが、私自身批判記事を書いててもストレスにしかならずメンタルきついことに気が付きました。
なので、誰かが傷つく不快な話をするよりこうやって読書ブログで自分が学んだ知識を皆さんと共有する方が読者の方も不快にならないだけでなく私自身のメンタル的にもよほどいいです。
(何かに役立つかもしれませんし)
過激な動画が好きな方は多いですが、知らず知らずのうちにご自身のメンタルに悪影響を与えていることだけは押さえてください。
悪口ばかり言う人にはこのような事例もあります
モノ申す系Youtuberが実は病んでいたというお話です。 37分30秒~
余談:この記事が我がブログ450記事の中で一番勢いを伸ばしていますが、本書を読んだ後だと悲しく感じます。(今思うとただの悪口…)
パートナーにありがとうを沢山言う
パートナーにありがとうを一日3回言う
日本人って人を褒めるのが苦手な人種と言われていることもあり、失礼ながらほとんどの方はできていないと思います。
夫婦関係が悪くなるのってそこなんです。
結婚したばかりのことは夫婦でキュピキュピしていたのに、数年たつといつの間にか奥さんが旦那を煙たい存在にしているお話よく聞きませんか?。
- 「早く帰ってこなくていいんだよ」
- 「家庭内管理職イライラするわぁ」
- 「口がくせーんだよ近寄るな」
- 「別に旦那は愛してないです、しょうがないから居るだけです」
とかそんな感じのクロイお話ですw
一日3回パートナーにお礼を言う理由ですが、自己肯定感が高まるだけでなく、相手からも「ありがとう」が返ってくるようになって楽しいコミュニケーションが生まれるとのことです。
私は独身のオスなのでまだまだの領域で恐縮なのですが、お付き合いさせていただいている彼女に対してあまり「ありがとう」を言えていないことに罪悪感を感じたぐらいです。
- 恥ずかしかったらLINEでもいい
- デートを増やす
- 1人の時間を増やす(相手の)
- 家事を手伝う
感想
- 朝、昼、晩でそれぞれテクニックがある
- 集中力は起きた時が一番高い
- 考えるより行動
- 緊張を味方につける
- 悪口は自分の身体をむしばむ
- パートナーにお礼を言う
『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』の感想でしたが、他にもまだまだ沢山楽しく生きる方法があります。
結構情報量が多い本ですが、イラスト解説も多めにありますので活字が苦手な方もそこはご安心下さい。
辛い時代だからこそ乗り越えていける知識を少しでも多く付けていきましょう!
★★★★
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