- e-taxでインボイスの申請をしたい方
- インボイスの申請のやり方について悩んでいる方
インボイス登録は個人事業主にとってデメリットもありますしインボイス登録は義務ではないので、「この記事を見たからインボイス登録しよう」ではなく、デメリットをご理解した上で判断は慎重に行いましょう。
e-Taxとは、以下のような国税に関する各種の手続について、インターネット等を利用して電子的に手続が行えるシステムです。
今回はそのe-Taxでを使用してインボイス申請をする方法をご紹介いたします。
電子申請なので郵送いらずで全てWEB上で申請できます。
ですが、専門用語が出てきてわかりにくかったりe-Taxそのものが使いにくかったりするだけでなく、やり方を間違えると税金が増えてしまったりするとか他者のYoutubeで書いてました。
実際にやる際には私の記事は参考程度にしてより高度な知識をお持ちの専門家の記事やYOUTUBEでも調べて慎重にやりましょう。
「国税庁は国民にインボイス申請させる気ないだろ」ってぐらい意味わからん説明ばかりでめっちゃストレスでしたので、誰にでもわかるようご説明いたします。
開業届がまだの方はご一緒にいかがですか?
インボイス登録をする理由
画像の免税事業主とは売上1000万円以下の個人事業主にあてはまるケースがほとんどです。
個人事業主がインボイスを登録しないと売上1000万円以下の個人事業主相手に取引先が消費税を払わないといけなくなります。
インボイスを登録していない事業主と取引をすると取引先の負担が増えるようになったと思えば大丈夫です。
インボイス制度は2023年10月から始まった制度ですが、私もよくわからなくて登録してませんでしたし、私みたいにインボイスを登録していない方はSNSとかで話を聞く限りかなり多いと思います。
これは、インボイス登録をする事業者との取引する際に取引先が消費税の免除ができるため無駄なお金を支払わないで済むのです。
インボイス導入前は取引先には消費税支払いの義務がなかったので事業主も特に気にすることなく問題なかったのですが、インボイス導入することによってより多くの消費税を取引先が払わないといけなくなりました。
なので、インボイスを発行しないまま個人事業を続けると「これ以上負担したくない」と取引先から値下げを要求され、収入減になるトラブルも想定されます。
私もブロガーなので提携しているスポンサーさんからインボイス登録を勧められていますが、答えは簡単でスポンサーさんが私に無駄にお金を支払いたくないからです。
- 取引先は免税事業者と取引をすると負担が増えるからインボイス登録を勧めている。
- 取引先はインボイス導入によって(消費税を除いた売り上げ)課税売上高1000万円以下の事業者との取引で消費税を納税しなきゃいけなくなり負担が増えた
インボイス登録は免税事業者が課税事業者に切り替える手段
免税事業者から課税事業者になることでインボイス登録ができるようになります。
インボイス登録は免税事業者が課税事業者に切り替える作業だと思っていただくとわかりやすいです。
- 課税事業者=消費税の納税義務がある事業者
- 免税事業者=消費税の申告や納付を免除されている事業者
個人事業主で消費税を免除できるのが免税事業者、消費税を納めないといけないのが課税事業者です。
(消費税を除いた売り上げ)課税売上高1000万円以下の事業者を免税事業者だと思っていただければいいです。
免税事業者から課税事業者になること取引先は無駄な消費税を払わなくて済むのですが、こちらは消費税を納めなくてはならなくなります。
例えばブログ売り上げ1000万以下の私がインボイスを登録することによって取引先は無駄な消費税を支払わなくて済むようになった代わりに私自身は今まで免除されていた消費税を自分で納めなくてはいけなくなったということです。
とはいえ、インボイスは実質ただの低所得者事業主への増税とも一部でいわれているため慎重な判断が必須です。
e-Taxでインボイス登録をする方法
さぁここからが本題になります。
e-Taxでインボイス登録をする方法を解説いたします。
分からない所があっても適当に選択せず立ち止まって一つ一つ確実に調べてから進むようにしてください。
- e-Taxにログインするまで
- e-Taxでインボイス登録申請書作成まで
- e-Taxの別ウインドウからインボイス登録申請書作成する方法(専門用語が多く初見では難解)
- インボイス申請書の送信・確認
e-Taxにログインするまで
- 「インボイス 登録」 で検索
- 国税庁の申請手続ページから下にスクロールし「e-Taxによる登録申請手続」の欄から「e-Taxソフト(WEB版)」及び「e-Taxソフト(SP版)」を選択
- e-Taxのログインをする
- メインメニューからマイページを選択
- マイページから申請書・納付書の作成を選択
パソコンの方はWEB版、スマホやタブレットの方はSP版とのことで私はPCからなので「e-Taxソフト(WEB版)」を選択しました。
e-taxにログインする際はスマホからログインしてPCへ連動もできますがカードリーダーがあると非常にスムーズです。
e-Taxでインボイス登録申請書作成まで
- ログインをする
- 「申告・申請・納税」を選択
- 新規作成から「操作に進む」を選択
- 作成手続きの選択から「適格請求書発行事業者の登録申請(国内事業者用)」を選択
- 提出先税務署を選択
- 帳票入力から「作成」を選択
私の場合は日本人なのでこちらです。
(私の場合はインボイスの登録欄しかなったので混乱せずラッキーでした?)
インボイスを登録することで消費税の申告をしなければならないというメッセージが出てきます。
問題ないなら「OK」で進みましょう。
基本的には住民票の住所から近い所です。
ここから別ウィンドウに切り替えての作業になりますが、専門用語が出てきて難しいです。
e-Taxの別ウインドウからインボイス登録申請書作成する方法
ここからは皆さんが私と全て同じ選択肢になるとは限らないことをご了承ください
- 申請者情報の入力(氏名)
- 申請者情報の入力(納税地)
- 個人事業主に該当するか
- 課税事業者に該当するか
- 免税事業者の確認欄
- 「登録すると課税事業者となり消費税の申告が必要」
- 「消費税の申告は登録日を含む課税期間分になります。課税期間は1月~12月のことをいいます。」
- 「届出を出さないと免税事業者には戻れない」
- 免税事業者の確認欄2
- 登録希望日の入力
- 事業内容の登録
- 個人番号
- 生年月日
- 事業内容
- 納税管理人を定めるかどうか
- 消費税法に違反したことあるかどうか
- 相続による適格請求書発行事業者
- その他
- e-Taxからの通知設定
- 完了
インボイスを登録したい申請者のお名前です。
私は引きこもりブロガーなので納税地は自分の家にしました。
個人事業主なのかと問われますが、私は開業届申請中のため「いいえ」で選択しました。
今現在課税事業者なのかどうかで決めるようにしましょう。
消費税の課税事業者とは、消費税の納税義務がある事業者のことを指します。
課税期間(個人事業者は暦年、法人は事業年度)の基準期間(個人事業者は前々年、法人は前々事業年度)における課税売上高が1,000万円を超える事業者に対しては、消費税の納税義務があります。
私は1000万円も稼いでいないため「いいえ」で選択しました。
免税事業者から課税事業者になることで「これから消費税の申告が必要になるけどよいか?」という内容です。
説明がめっちゃわかりにくいのですが、令和6年になってから申請する方は[いいえ]となります。
課税事業者になる日の登録です。
個人番号は「マイナンバーカードの裏面」や「個人番号付きの住民票」で確認することができる12桁の番号です。
マイナンバーをお持ちでないと不便です。
事業内容はどのような事業をなされているか記入します。
私は個人ブロガーなのでそのまま「個人ブロガー」と記入しました。
税金の手続きなどを代理でやる人がいるかどうかです。
事業主が海外へ出向する場合なで事業者が国内不在な場合は定めた方がいいでしょう。
私は今のところ日本にある自分の家でコソコソブログを書いているので納税管理人は必要ないので「はい」です。
私は税金関係で罰せられたことはないので「はい」です。
相続により他者からの事業引継ぎでなければ「いいえ」です。
私は何をお伝えしたらいいのかわからないので「空白」で対応しました。
登録番号をe-Taxから受け取りたい方は「希望する」にしましょう。
別ウィンドウの作業はこれでおしまいです、お疲れさまでした。
インボイス申請書の送信・確認
「適格請求書発行事業者の登録申請(国内事業者用)」が作成済みになっていればOKです。
「適格請求書発行事業者の公開事項の公表申出書」は今回私はお店を持っているわけではないのでスルーしました。(スルーしてもいいはず?)
入力された情報を元に帳票が作成されましたので、どんな感じの書類か確認しましょう。
マイナンバーカードをお持ちでしたら読み取るだけで完了です。
これまでの作業に不安や悔いがなければ「送信」を押しましょう。
作業完了です。
送信完了画面になったらスクショやメモをして情報を保管することをオススメします。
まとめ
- 個人事業主の基準=個人で事業を行うために開業届を提出している人
- 適正請求書発行業者=適格請求書(インボイス)を発行するために、税務署の審査を受けて登録される事業者
- 納税地=住所地・居所地・事業所の3つのどれか
- 課税事業者=消費税の納税義務がある事業者
- 免税事業者=消費税の申告や納付を免除されている事業者
- 課税期間=基本的に1月1日から12月31日まで
- 納税管理人=税金に関する事務を代理で行う人
最後にe-Taxを使用してインボイス登録をしてみての感想ですが、とにかくe-Taxの使い方がわかりにくかったです。
国税庁が運営しているのですが、国が運営しているHPってホント専門用語ばかりでわかりにくいのなんのでストレスすごいですね。
e-Taxのヘルプを見ても肝心な専門用語の説明がなかったりしてわけわかんないので、解説サイトや動画を見ながら作業を進めることをオススメします。
冒頭でも言いましたが、インボイス登録は個人事業主にとってデメリットもありますしインボイス登録は義務ではないので、「この記事を見たからインボイス登録しよう」ではなく、デメリットをご理解した上で判断は慎重に行いましょう。
e-taxにログインする際はスマホからログインしてPCへ連動もできますがカードリーダーがあると非常にスムーズです。
開業届がまだの方はご一緒にいかがですか?